★鳥たちの近況報告(2006年7月)★    1つ前に戻る    HOMEへ

  

  7月31日   その1

  おんちゃん、大けがをする

 

  あっというまに7月がおわってしまいました。 

  この1ヶ月は、ほんとにいろいろなことが

  ありましたけど、一番の大事件は

  6月末に、おんちゃんが爪を根元から

  ぽっきりとおって、大出血したことでした。

 

 

 朝のお掃除の時に、飼い主が水くみから

 帰ってくると、今まで楽しそうに遊んでいた

 おんちゃんが浮かない顔をして、たたずんで

 いました。

 「どうしたの?おんちゃん?」

 ふとオンの足下に目をやると

 ぎゃあああああ〜〜!!!

 

 オンの右足の指からドクドクと血が流れ出て

 足元一帯が血だまりになっているじゃあ

 ありませんか!!

 

 

 すぐ病院に電話をして、止血方法を

 きくと、とにかく患部を圧迫して止めて

 下さいとのこと。

 そこで、圧迫止血を試みたものの

 圧迫する方が、ドクドク血が流れ出て

 しまって、どうしようもありませんでした。

 「だめだこりゃ!!」

 

 外に出ていた子達を急いでカゴに

 入れて、オンを連れてダッシュで

 病院に向かいました。

 オンの入ったプラスチックケースの

 中は、みるみる血の海と化して

 いきました。

 もはや一刻の猶予もありません。

 タッチの差でJRに駆け込み

 かばんをあけて、オンの様子をみましたが、

 まだ血は止まっていない様子。

 

 

 病院まで、1時間半はかかるので

 それまでに血が止まらなければ

 危ない・・そう思いました。

 「患部をひもで縛るか?」

 「もう一度圧迫してみるか?」

 とりあえず、絆創膏を傷口に巻いて

 みたものの、うまい止血方法が思い

 つきませんでした。

 ただ、オンが動けば動くほど指から

 血が流れていくので、プラケの中に

 手を突っ込んで、オンが動かないように

 手でおさえつけるしかありません

 でした。

 

  

 オンは、大量出血で意識がもうろう

 としていたせいか、おさえつけても

 さほど抵抗はしませんでした。

 じっと目を閉じて、眠っているようでした。

  

 地下鉄からタクシー乗りついで、病院に

 到着。すぐさま先生にオンをみせると、幸い

 血はほぼ止まっているようでした。

 絆創膏がよかったのかしら?

 とにかく、血が止まっていたので安心しました。

 出血がひどかったので、補液をしてもらい

 血だらけになった羽をきれいに拭いてもらい

 ました。

  

 よ〜くみると、オンの足の指には爪が

 わずかだけ残っていました。

 先生には、しっかり止血をするため、

 爪を焼いてもらいました。

 

 あまりに大量の出血だったので

 私も気が動転していて思い至りませんでした

 が、爪がわずかでも残っているときは、

 血をぬぐって止血剤を塗る(まぶす?)

 あるいは、一度火をつけて消した後の

 マッチの先で、爪を焼く方が血が止まり

 やすいとのことでした。

 ただ、やはり一番基本の止血方法は

 患部を強く圧迫して血を止める

 「圧迫止血」だそうです。

 ケガしたときには、患部がどうなっているか

 よく観察する冷静さが必要なんですね。

 とにかく、この時は、血が止まって

 ほっとしてました。

 ほんとうにひどいケガでした。

 

 おかげさまで、1ヶ月経った今、おんちゃんの

 爪も少〜しだけ伸びてきたような気がします。

 早く元通りになるといいね、おんちゃん。

 

    

                                 

  

  7月31日  その2

  応急処置

 

  おんちゃんの事故は、かごの隙間に

  爪をはさんだまま、オンが全体重を

  かけて、かごの下におりようとしたために

  起きてしまったものでした。まさに、

  「てこの原理」で太い爪をぼっきり

  折ってしまったわけです。

 

  

 そこで、応急処置として、カゴの隙間を

 なくすよう、ひもで縛ることにしました。

 材料は、CAPで買った「かじり〜ず」の

 ひも。

 もともと、おもちゃとして使おうと買っておいた

 ものですが、あまりに鳥たちに人気がなく

 押入れの奥深く眠っておりました。

 これを、ばらばらにして・・・

 

 

 細い2〜3本をかごに巻き付けます。

 以前、オンと同じようにヒロもケガを

 したことがありました。そのときは、ヒロの爪

 が伸びていたせいもあって、あまり気にも

 留めなかったのですが、今回のは、爪が

 伸びていたせい・・ではすまされません。

 なにせ、根元からぼっきりおってしまった

 のですから。

  

 ぱーる

 「あら?なにしてるの?

 ぱーるもお手伝いするわよ。

 えいえいっ!!」

 

 飼い主

 「ちょっと、ちょっと、ぱーるちゃん。

 君は、ひもをちぎって邪魔

 しているだけじゃないの?」

 

 

  

 ぱーる

 「わ〜〜。このパヤパヤ

 したの、おもしろ〜〜い!!」

 

 こうなると、誰ももう止められません(泣)。

 

 

 

 

 

  

 あ〜あ、足でおさえちゃって!!

 かじりーずをおもちゃとしてあげたときは、

 見向きもしなかったくせに・・。

 

 やれやれ、これは、あまり長持ちしそうに

 ありませんね。

 そのうち、細いパンツのゴムでも巻くことに

 しましょうか。

 

                                       1つ前に戻る    HOMEへ

オンの右足指の爪がすっかり欠けてしまっているのがわかりますでしょうか? カゴの上の方に、黒い点(血糊)がついていました どうやら、カゴ上部の細い隙間に爪をはさんで折ってしまったらしいのです 事故現場はノンのカゴの上でしたが、餌箱にも転々と血糊がついていました おんね〜血がいっぱいで過ぎてフラフラするの 事故現場の補修?かじりーずを巻き付けてカゴの隙間をなくします ぱーるちゃん、おもしろがっています