★鳥たちの近況報告(2006年11月)★ 1つ前に戻る HOMEへ
11月14日 旭山動物園レポート bS
旭山動物園にはオラウータン、チンパン ジー、ニホンザルの他にもサルがいます。 これらのサルたちには、オラウータンなどの ように、お客に「魅せる」ための施設が ありません。 でも、その分、賑やかさとユーモラスな 行動でお客をひきつけています。
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こちらは、ワオキツネザル。 マダガスカル島出身で しましまのしっぽと サルならぬ面もちが とても可愛らしいです。 |
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こちらは、アビシニアコロブス。 アフリカ出身のサルです。 この日は、生憎肌寒い日で 薄毛のチンパンジーなどは震えて いましたけど、シックで暖かそうな 毛皮を身にまとったコロブス君達は とっても元気! みんなで何やら叫びながら、 忍者のようにシュタシュタッ!! と跳ね回っていました。
もし今度、新しい施設をつくるなら、 このサルたちを「魅せる」ための施設 をつくったらいいのにな〜と思いました。
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次は、サル山へいってみましょう〜。 ここは、前回見逃した重要ポイント なんです。
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んん〜〜? おサルさん達、なにやら ケンカしてますよ。 どうしたんでしょうねぇ?
あらら・・よくみると、 おしっこをしているサルも いますよ(笑)。
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ケンカをするニホンザル |
ここで、ためになるのは エンリッチメント。 最近、鳥の飼育に関しても 耳にする言葉ですね。 生活環境を豊かにするとか 質を高める、と訳すことが できます。
たとえば、餌箱に入っている餌を 何の苦労もせずにそのまま食べさせる よりも、自然にいるときと同じように、 苦労して頭を使って食べさせる ほうが、満足感がぐんとアップして 動物たちもイキイキしてくる・・・ ということなんでしょうね。
おお〜がんばってますね〜。 このおサルさんは、木の葉や枝の下に 埋まっている、木の実などを 一生懸命さがしています。 ん?なんか、「ぺっ」と口から 出していませんか?
実は、札幌にある円山動物園の サル山にもこうした仕掛けがして してあります。きっと、旭山動物園 のこうした取り組みを参考にしたのでは ないでしょうか。 |
ニホンザル 「何が見つかるかな?」 |
さて、こちらのおサルさん達は 何をしていると思いますか?
これはですね〜。 ぶら下がっている棒を動かすと 箱の中から、ひまわりの種が 落ちてくる仕掛けになっている のです。 それを、みんなで拾い集めて 食べているんですね。
きゃっきゃっきゃっきゃ きゃっきゃっきゃ〜〜♪ なんか、おサルさんたち、 鼻歌歌いながら餌 拾ってませんか(笑)。
ふ〜む。これは、つかえそうです。 え?何に?って、もちろん、 うちの鳥たちのエンリッチメント に・・ですよ(笑)。
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11月14日 旭山動物園の鳥たち
旭山動物園にも、いろいろな 鳥さんがいます。 まずは、クジャクさん。
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こちらは、昨年の夏撮ったもの なんですが、いつも一緒にいるところ をみると、ペアのようですね。
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丹頂鶴。 う〜ん、きれいなんですけど、 金網が二重に張ってあるせいで 写真うつりがいまいちだなぁ〜。
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これは〜ぼけていますが、 たしか、コミミズクだったと思います。 旭山動物園には、たくさんの種類 のフクロウがいるんですよね。 鳥の種類の多い円山動物園にも、 こんなにたくさんいなかったように 思います。
ちょうど、晩ごはん時で、 ひよこか何か・・鳥のヒナ が餌になっていました。
コミミズク君、私がそばにいくと 「これは、僕のごはんだからね。 あげないよ!」といった感じで、 足でひよこを捕まえたまま 羽を広げて威嚇してきました。
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そして・・黄色いくちばしが、オオワシ。 その左隣が、オジロワシだったと 思います。
私は、てっきりハデハデな黄色い くちばしの方がオジロワシだと 思いこんでいたのですが、 オオワシさんの間違いでした(笑)。 |
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こちらは、クマタカ・・・か、 オオタカだったと思います。 禽舎がちょっと遠いところ にあって、近寄ってみることが できないのが残念でした。
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少しでも、いい写真を撮ろうと 思って粘っていたら、 おやおや〜?歓迎の あいさつかしら〜(笑)? みんなで、いっせいに 鳴き出しましたよ。
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こちらは、アカゲラの女の子。
アカゲラが、コンコンと管を つつくと、餌(ミルワ〜ムか?)が 管の出口の方に移動してきて・・
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出口まできたら、餌を「ぱくっ!!」 と食べるんです。 アカゲラさん、すごいです!! 究極のエンリッチメントですね。
ああ〜もう少し長いこと撮影 していたかったです(保存用カードの 容量が足りなかった〜泣)。
私がここに来る前から、よその親子が ず〜っとこのアカゲラを観察していて、 あまりの賢さに、何度も声を上げて 感動していました。 その声も、きっとお聞きになれると 思いますよ。 |
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11月14日 ほっきょくぐま館
旭山動物園のメイン施設の一つ。 ほっきょくぐま館。 こちらは昨年の夏、気温30度以上 になる炎天下、撮影したもの。
いや〜シロクマさん、みるからに 暑そうですね〜。氷でもプレゼント してあげたいくらいです。 |
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このときは、もぐもぐタイムじゃな かったので、それほど混んでは いませんでした。
もぐもぐタイムになると、(たぶん) クマが餌を捕ろうとして、水中に 「どぼん!」と飛び込む姿を 目にすることができるんだと思います。 その代わり、それを見ようとして たくさんのお客さんが集まってくるので、 撮影するのも、かなり大変そうです。 |
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でも、この日は、炎天下の真夏日。 そう!!クマさんも、もぐもぐタイム以外に 水に飛び込みたくなるような暑〜い日 だったのです。
おかげで、ゆっくりとクマさん達の はしゃぎっぷりを堪能することが できました。
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しかも、この時は、2匹でじゃれあって 遊んでいました。 か〜わい〜〜い!! |
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でもですね、あとから「旭山動物園へ ようこそ!」(二見書房 p26)という 本を読むと、ホッキョクグマは飼育係の人 にとって、一番恐ろしい気配をもつ動物 なんだそうです。
というのも、ホッキョクグマは、その表情から 次の行動を読みとりづらい動物で、無表情 のまま体当たりしてくることがあるそうです。 つまり・・こういった可愛らしい表情のまま 「ガブッ!!」とくるらしいのです。
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北極熊(1) |
そういえば・・北極で撮影をしていた 有名な動物写真家の方も、 ホッキョクグマにガブッとやられて おなくなりになった、という話を 聞いたことがあります。
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おお〜〜っ!! 小さな耳が可愛いですね〜。 でも、侮れないんだな〜。 |
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きっと、外で見ている私たちは、 餌にしか見えていないんでしょうね。
ホッキョクグマは、愛らしい姿と 行動の恐ろしさのギャップが 一番激しい動物なんだな〜 と思いました。
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ホッキョクグマは、寒い地方に住む動物 だけあって、冬になると、ぐんと元気になる みたいです。今度は、冬のクマさん達にも ぜひお会いしてみたいです。 (あ〜でも、厳冬期の旭川は、零下20度 以下に気温が下がるので、それなりの 覚悟がいりますね〜苦笑)。 |
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11月7日 旭山動物園レポート bR
先日、旭山動物園にも「こども牧場」という、 動物とのふれあい広場があるというお話を しました。 そこには、ペットとして飼われていることの多い 動物たちもいて、あおだいしょう(笑) はどうかわかりませんが、モルモット、うさぎ、 あひる・・などがいました。 しゃれた感じの屋内施設があって、 動物たちは普段はそこで飼育されている らしいのですが、私が行ったときはちょうど マスコミの取材がきていて、立入禁止でした。 ただ、窓越しに施設の中をのぞくと、 セキセイインコやコザクラインコがいて (うん、たしかいたような気がする・・) 「鳥にも触らせてもらえるのか〜 いいな〜残念!!」と思いつつ その場を後にしたのを覚えています。
帰る間際に買った「旭山動物園へようこそ!」 (二見書房)というガイドブックによれば そこには、軍手に入ったまんまるお目目の 可愛らし〜い「フクロモモンガ」がいたそうで ますます残念な気持ちになりましたよ。
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こども牧場には、毛並みがよく 茶色と白のコントラストが 美しいポニーがいました。 このポニー、写真からはわかりにくい ですが、かなり「でっかい!」。 きっと、さわれるんだろうな〜と 思いつつ、こわくて近寄れなかった MARIでした。
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ヤギもいて、触らせてくれることも あるそうです。 私は、大昔通っていた幼稚園が ヤギを飼っていたところで、よく 通園途中にヤギに襲われていたので、 どう〜もヤギは苦手なんですよね (ほとんど毎日、ヤギ糞の洗礼も 受けていましたし・・苦笑)。
でも、ここの動物園のいいところは、 ヤギが高いところが好き・・といいますか 高いところに住む習性に配慮して ちょっとした坂や「お立ち台」を作って あげていることです。 私の住む街にある円山動物園 には、ヤギのためにこうした工夫は されてないですからねぇ。 |
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羊さんの「もぐもぐタイム」。 「もぐもぐタイム」というのは、 動物たちがごはんを食べる姿を お客さんに見てもらうための 時間です。
ところによっては、オラウータンが 綱を渡ったり、北極熊が水中に ダイビングしたりする姿がみられる ので、これから動物園に行ってみよう とお考えの方は、こういう時間を 旭山動物園のホームページで チェックして行かれるといいです。
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食べているときは、大人しかったですが 鳴き声は、かなり迫力がありました。 私も思わず、のけぞってしまいました。
皆さんも、ボリュームMAXにしたら、 きっと「おわ〜っ!」と のけぞってしまいますよ(笑)。
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11月7日 オラウータン館
う〜ん、いい天気ですね〜。 オラウータンの綱渡りを見るには、 お天気のよい日が一番ですね。
・・ということで、これは、昨年の夏 行ったときに撮ったもの。
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今回は、お天気があまり良くなく 景色としては今いちでしたので、 まずは昨年の写真からご紹介。
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旭山動物園のオラウータンは、 ジャック君(お父さん) 、リアンちゃん (お母さん)、モモちゃん(娘さん) の3匹です。 オラウータンは元々単独で生活する 動物だそうで、こうして家族で一緒に 住んでいるのは珍しいそうです。
こちらは、ジャック君です。 |
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さて、オラウータンの「もぐもぐタイム」 はおもしろいんですよ〜。
一番最初の写真をみてください。 向かって右側が普段生活している オラウータン館(室内もあり)で、 左側が遊び場兼おやつ所。
左側の鉄塔の一番下に お兄さんが、長〜いひしゃくのような もので、おやつを置くのを確認すると・・
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(右側の鉄塔から) ほ〜ら登り始めるんですよね〜。 す〜ご〜い〜〜!!!
この鉄塔の高さは、17メートルもある そうです。野生のオラウータンは、 もっとすごくて、30メートル以上もある 高木の上を行き来するそうです。 係員のお兄さん曰く 「(鉄塔が)野生の半分の高さじゃ、 予算をけちったのか?といわれる かもしれないですが、30メートルも あったらオラウータンがみえなくなってしまう から、この位でいいんですよ」
笑・笑・笑!! トークの面白いお兄さんですね〜。 後の方の動画にも、声が録音されている のでボリュームを大きくして説明をよ〜く 聞いてみてくださいね。
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ジャック君の綱渡り〜〜。 あんな高さを、すごいですよね。 下には、防護ネットも何も張っていません。 それでも落ちたりしないのは、 握力が強い上に、慎重な性格 だからだそうです。 オラウータンの握力はものすごく 強くて、ジャック君くらいのオスの オラウータンだと約400〜500キロ あるそうです。
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ジャック君の綱渡り |
そして、お約束の「う○ち」の洗礼。
動画も圧縮してしまうと画像が 悪くなってほとんど何もみえませんけど、 観客が「うわ〜〜〜」と歓声を あげた時が、ちょうど「う○ち」が 落ちたときです(笑)。
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ジャック君の「う○ち」タイム |
よいしょっ・・と!!
ジャック君、下りてきました。 |
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ここがゴール地点。
写真の上の方に、ぱらぱらと まいてあるのがおやつです。 鉄塔の下には、 水が張ってありました。
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さてさて、こちらが今回行ったときの 動画です。 このときは、お母さんのリアンちゃん と娘のモモちゃんがおやつをとりに いきました。
う〜ん、秋ですねぇ〜。 2匹の周りを赤トンボが びゅんびゅん飛んでいきますよ。
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ジャック君は一緒におやつをとりに いかないのか・・といいますと、 2匹が行ってしまうと自分の おやつがなくなってしまうのは 目に見えている・・ジャック君 それがわかっているから おやつを取りに行かないそうです。 オラウータンは、無駄な行動は しないそうです。 う〜む、人間より賢いかも・・・。
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オラウータン母娘の綱渡り(2) |
オラウータンは、単独で生活する 生き物なので、親子であっても 餌を分け合って食べることはしない そうです。 モモちゃんが、心なし急いで綱を わたっているようにみえたのは、 お母さんに先におやつを食べられて しまわないよう、先を急いでいたから なのでした。
ほら、どうやら、モモちゃんが 先に着いたようですよ。
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「モモちゃんが先〜〜!!」 |
11月5日 旭山動物園レポート bQ
旭山動物園レポート、忙しさにかまけて もう2週間もあけてしまいました。 しまった・・汗々。せっかく楽しんできたのに 何が楽しかったのか、忘れてしまふ・・。
旭山動物園。ご存じの通り、あそこの 動物園は、動物の数はそれほど多いわけ ではないのですが、「見せ方」が抜群に うまいです。 そのせいか、大人がいってもすごく楽しめる 動物園です。 みづらいものもありますが、これから少しずつ 動画を載せていこうと思っています。 その中では、「うわ〜あ!」という歓声や 「わははは!!」という笑い声が絶えません。
まして、動物好きの人が行くなら、 毎日通っても飽きないくらい・・。 (旭川市民の人がうらやましい〜)。 そのくらい、動物たちは毎回行くたびごとに 違った顔をみせてくれます。
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覚えてらっしゃる人もいるかもしれませんが、 これは、昨年の夏にいったときの あざらし君の写真。 テレビの特集番組などでもよ〜く目に する光景です。 分厚いガラスの筒ごしに、愛嬌をふりまいて いますね。 |
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あのときは、あざらし君、たしか〜 細い鉄の筒のようなものを 鼻でつついて遊んでいました。 |
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動画だと、こんな感じ。
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でも、ですね〜。 このアザラシ君、実は、なかなかの 「くせ者」なんです。 旭山動物園に行かれた方はご存じだと 思いますけど、私たちが撮影しようと しても、アザラシたちは、なっかなか このガラスの筒に入ってきてくれないん ですよ。 みんな、「有名な」ガラスの筒の前に 立って、デジカメや携帯カメラを構えて 今か今かと待っているんですけど、 全然こないんです。 「こないね〜まだかな〜」 「あ〜だめだ〜あっちにいっちゃった・・」
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・・でみんなが目を離した瞬間・・ しゅわ〜〜〜〜 驚!驚!! 「きゃあ〜きたぁぁ〜〜!!」 (お客の声) ・・となるわけですよ。
アザラシ君のいじわる・・。 上からくるかと思ったら、下からくるし・・ フェイントだ〜〜。 おかげでいつもこんな感じの写真ばかり 撮れます。
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こうした場所では、どこの館内も フラッシュ撮影禁止ですし、 静止画をとるのもたいへんなので、 動画やビデオを撮るのが 一番いいのかもしれませんね。
これは、先日行ったときに撮ったもの。 慌てて撮ったので、縦が横になって いますが、おゆるしを・・。
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