★鳥たちの近況報告(2008年7月)★    1つ前に戻る    HOMEへ

 

  

  7月31日

  パールの入院

 

  暑中お見舞い申し上げます。 

  早いですねぇ。もう7月も終わりですもんね。

  庭のひまわりも、こんなにビッグになりました。

 

  今月は鳥と人間が、なかよく揃って体調を

  崩すなど、いろいろなことがありました。  

  私はこういうあわただしい時ほど、

  妄想癖が働いて(笑)、日記に書くネタを

  あれこれ思いつきます。

  今回も、「よし、時間が出来たら、

  このネタを書くぞ〜!!」

  な〜んてはりきっていたのですが、

  いざ、ほっと一息ついてみると、

  何を書くんだったかさっぱり忘れて

  しまいました。はぁ〜〜〜(溜息)。

  

  そのうち、徐々に思い出すと思うので

  気長に書き留めていくことにいたしましょう。

  

  

 さて、今月初めに卵が詰まって危なかった

 パール。おかげさまで、ようやく復活いたし

 ました。お見舞いをいただいた皆様、

 ほんとうに、どうもありがとうございました。

 

 思えば、パールはオンと同様、若い頃から

 卵を産みすぎる困ったちゃんでした。

 ですから、鳥一倍お腹を酷使してきたと思います。

 そして、7歳という高齢のせいもあってか、

 とうとう卵管(卵の殻を作る場所)で卵の殻を

 上手に作ることが出来なくなってしまいました。

 今回、卵が詰まったのは、そのせいです。

 

 1個目の卵はきれいに産めたのですが・・

 

 

 

 2個目は、充分な硬さのない

 軟卵を生みました。

 この卵、生んだ当初はまるい

 形をしていたのですが、時間が

 経つにつれ、サッカーボールが

 つぶれたような形になって

 しまいました。

 重さも、正常卵にくらべると軽いです。

  

 よくみると、フンが卵の殻に

 こびりついています。

 理由はよくわからなかったのですが、

 こういう卵を産むということは

 非常に危険な状態にあると

 いう説明を受けました。

 そして、このような軟卵を産むと言うことは

 卵の殻を作る卵管が、正常に働いて

 いないということなので、これから

 どんどん卵が詰まる可能性が大きくなる

 ということでした。

 

 

 これを聞いて、私もかなり弱りました。 

 パールは、通常ならば4〜5個の卵を

 産むので、もし3個目を産むとなると

 非常に危ないということになりますから。

 

 そして、7月5日、恐れていたことが

 起きました。

 その日は、3個目の産卵予定日

 だったのですが、ぱーるは朝から

 何も食べず、床下におりてこんなふうに

 ず〜っと膨らんで眠っていました。

 ときおり、卵を産もうとして、う〜んと

 いきむのですが、なかなか出ません。

 午後からは、巣箱に入ってもらいましたが

 やはり、産めない様子でした。

 

 

 「自力で産めればいいんだけれど、  

 やっぱり詰まっているんだろうか?

 2個目は、奇形の卵でも自分で

 産めたから、もう少し待ってみようか・・。

 でも、もし産めずに詰まったら、明日は

 日曜日で病院もやっていないし、

 私一人じゃどうにもできないし・・。

 う〜〜む、こまった・・」

 

 悩みながら、私も連日の通院の疲れで

 うとうとしていました。

 

  

 はっと目が覚めて、時計をみると

 夕方の6時半すぎでした。

 巣箱を開けてパールの様子をみると、

 やはり卵を産んでいません。

 「こりゃだめだな・・」

 そう思って、病院に電話をすると

 先生にも危ない状態だから

 連れてくるようにいわれました。

 

 夜の7時過ぎ、入院の用意をして

 パールを連れ、列車に飛び乗りました。

 

 

  

  7月31日

  パールの退院

 

  パールは、あの晩、結局自力で

  卵を産めず、3個目の卵は

  先生に取ってもらいました。

  そして、その後、様子をみるため 

  4日間入院していました。

 

  入院したパールは、最初の頃

  食欲が湧かず、先生に流動食

  を食べさせてもらっていたらしいです。

 

  

 3日目くらいから少しずつ環境に慣れ

 食欲が湧いてきたらしいですが、

 あまりごはんを食べなかったせいで

 97グラムあった体重が、85グラムに

 落ちました。

 

 退院したときには、以前のむちむちの

 おでぶさんではなく、一回り小さくなって

 スリムちゃんになっていました。

 

 パールは、太りすぎると途端に発情して

 卵を産んでしまうので、太らせないよう

 気をつけて下さいといわれました。

 肥満が命取りになるということですね。

 

 

 ところが、パールさん。 

 家に帰ってくるなり、カゴに突進して入り

 物もいわず、ムシムシとごはんを

 食べ始めました。

 ちょっとちょっと、パールちゃん。

 いきなりそんなにガツガツ食べて、

 大丈夫なの?

 

 ぱーる

 「くぅぅ〜〜おいしいわ〜〜。

 こんなの病院じゃ食べられなかった

 のよね!」

 

 

  ぱーる

  「やっぱり、おうちが一番ね!」

  

  そうかい。それは、よかったね。

 

 

 

  

  おん

  「あら〜どこかでみたことのある人だわ。

  ひさしぶりじゃない?」

 

 

 

 

 

 

 他の鳥たちは、パールの入院中、

 いなくなったパールを探そうとせず、

 私などは「なんて薄情な鳥たち

 なの〜」と思っていたんですが・・

 

 パールが帰ってくるなり、タップは、

 パールのそばにぴったり

 くっついて離れようとしませんでした。

 タップ

 「わ〜い、パールちゃんだ〜」

 

  

 いつもいじめているパールちゃんが

 いなくて、タップも寂しかったんでしょうね。

 

 ぱーる

 「あの〜あたし、いじめられに帰ってきた

  わけじゃないんですけど・・・」

 

 

  

  たっぷ

  「ぴぽぴぽ♪・・・ぴぽぴぽ♪」

 

 

  ぷりん

  「あれ〜たっぽんだったら、嬉しくて

   歌っているよ」

 

  

 

 入院中、パールの食欲がない・・と聞いたので、 

 面会に行ったとき、看護師さんにお願いして

 パールのプラケにこの写真を貼ってもらいました。

 

 お世話をして下さった看護師さんが

 退院するとき教えてくれたのですが、

 ぱーるは、入院中、この写真を

 じ〜っとみて、突ついていたそうです。

 大好きなぷーちゃんが写っているので、

 気に入ったかな?

 実は、いじめっこたっぽんは、写って

 いないんですよね〜(笑)。

 

  

  なでなでも、ひさしぶりだね。

  よくがんばったよね〜。

  おかえり、ぱーるちゃん!!

 

  ぱーる

  「皆さん、暖かいお見舞いを

  いただきまして、ほんとうに

  どうもありがとうございました!!」

   

 

 

 

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