★鳥たちの近況報告(2010年10月)★ 1つ前に戻る HOMEへ
10月18日 オン、巨大卵を産む
オンちゃんは、今年、9歳。 いい年齢になったせいか、 ここ数年、卵を産む気配は みられませんでした。 ところが、今年は、猛暑続きの 異常気象のせいか、どうやら お腹に卵ができたみたいなの です。
オン「ふ〜〜〜んっっ!!」
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オン「だめだわ、やっぱり出ないの〜」
お腹に卵が確認できてから 少なくとも1週間以上たつのに 全然産もうとしません。 おかしいなぁ〜? オンちゃん、卵、詰まっているん でないの? |
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病院へ行くと、やっぱり詰まっている ということで、急遽、その日のうちに 手術してもらうことになりました。
一応、開腹手術ということでしたが、 オンちゃん、麻酔をすると、 あら、不思議!! たまちゃんが、下のほうに おりてきたので、お腹を切らずに 手で圧迫して卵をとってもらう ことができました。
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6グラムは余裕、7グラム近い 「巨大」たまちゃんです。
オンちゃん、久しぶりだからって わざわざ、こんな特大サイズを 産もうとするなんて・・・ どおりで詰まるわけだよ。
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退院後のオン。
さすがに、疲れている様子。 食べては寝、食べては寝ての 繰り返し。 かなりの体力を消耗した様子。
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ガクッッ! 粟の穂を食べながらも、 いきなり寝てしまう オンちゃんでした。
開腹手術を避けることが できたのは、とてもラッキーでした。 が!! 手術をするために、 お腹の毛が抜かれ あとには、見事な「ハゲ」が 残されていました(爆)。
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10月22日 ノン、旅立つ
8月21日の早朝、ノンがなくなってから、 もうかれこれ2ヶ月経ちます。
ノンが足を痛がっていたのは、タコができて いたせいではなく、痛風のせいでした。 痛風というのは、腎不全によって足に 白い結節ができるのですが、その部分は、 とても痛いらしく、ノンも、びっこをひくように なってしまいました。
人間の場合、痛風でなくなるということは、 あまり聞いたことはありませんが、小鳥の 場合、病状が急激に進行して落鳥して しまうことはあるらしいです。 ノンが、まさに、それでした。
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ただ、ノンの場合、一度倒れてから、 ステロイドを投薬することによって 劇的に快復しました。 しかし、このステロイドは、非常に やっかいな薬で、食欲増進、炎症止め といった効果があると同時に、長く投薬を 続けると、胃出血などの副作用が 出てくるというものでした。 さらに、一度投薬を始めると、すぐには 切ることができないという、扱いの難しい 薬でした。 私は、そうしたことを全く知らず、 投薬について安易に了承して しまったのでした。
しかし・・その後、ノンがなくなるまでの 1ヶ月は、地獄のような日々でした。 ノンは、甲状腺も患っていましたので 投薬のさじ加減が非常に難しく、 呼吸困難になることもしばしばで 思い出しただけでも、かわいそうな ことをしたと思います。 |
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たしかに・・・ステロイドによって、ノンは 1ヶ月という短い間、生き長らえることが できました。 ノンが、12歳で、セキセイインコにしては 長生きであることを考えるならば、 大往生だと考える人もいるでしょう。
しかし、正直なところ、足の痛みと 呼吸困難で、ただ苦しいだけの日々が 続くのであれば、もっと早い段階で、 安らかに眠らせてあげられればよかった・・ そういう選択肢は、あったはずなのに・・ そう後悔しました。
死ぬことは、しばしば、忌み嫌われる ものではありますが、ノンにはそれしか 安息をえられる道はなかったのです。
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ノン、ごめんね。 暑い暑い夏だったね。 2階の窓を開けて、涼しい朝 の風にあててあげると、 ノンは、一気に朝の光の中へ 飛び立っていきました。
見下ろすと・・今年一本だけ 育ったひまわりの花が、 ようやく咲き始めたところでした。 ノンが、ひまわりになった日でした。
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